しかし、あくまで軸足はシステムトレードです。
8ヶ月間、日米グロースを中心に本格的に裁量をやり、
裁量も使い方によっては、システムトレードと相性が良いのでは
と思うようになりました。
システムトレードの邪魔にならないような裁量の張り方です。
これは、まだ誰も開拓していない、未知の分野だと思います。
結論から書くと、システムと裁量の融合のポイントは、
おそらく売りにあるのではないかと思っています。
システムトレードの花形は、急落暴落の逆張りです。
ですから、システムの逆張りがトレードの基本になります。
ここを中心に、トレード全体を組み立てていきます。
システムトレードは暴落時に大量の資金が必要になります。
このときに裁量のポジションは邪魔以外の何物でもありません。
本来は、「谷超えを待って買い、山越えを待って売る」べきですが
*「なぜ株価は値上がるのか?
グロースの場合、ボラが大きいので、
「山越えを待って売る」とすでに急落、手遅れの可能性があります。
銘柄固有の理由による下落なら切れば良いだけですが、
相場全体の暴落となると、逆張りのシグナルが出ていることも考えられます。
裁量ポジションを持ったまま急落暴落を迎える
という、最も避けたいパターンに陥ります。
ところで、平時のポジションに対する急落暴落時の正しい対応は
1.そもそも持たない(上昇中に利確する)
2.急落暴落の初動で投げる
3.初動で投げられなければ少なくとも自律反発まで何もしない
です。
3はシステムトレードの邪魔になるので、ない。
1と2ですが、もちろん理想は1。
したがって、システムトレーダーの裁量は、
利益を取り逃しても、(ある程度は)上昇中に利確
しなければなりません。
「利益を取り逃す覚悟」はとても重要です。
利確のポイントは、何度も書いていますが、
システムトレード的に
空売りストラテジーでエントリーに使うパラメータ
・大陽線や大GU
買いストラテジーでエントリーを除外するパラメータ
・中期移動平均からの大幅上方乖離
などを使っています。
検証はできないので、期待値はわからないのですが、
上昇中に利確することを前提にした自分の規律の問題です。
売った後に上げ続けるチャートを見るのはつらいものです。
しかし、例えば中期移動平均から大幅上方乖離を利確した場合、
利確後の値上がり程度は、その後に高い確率で起こるであろう急落で、
簡単に否定されるのではないかと感じています。
このように、今のトレードの勉強は、「逃げ方」を中心にやっています。
参考文献→「逃げて勝つ
*「逃げて勝つ」新刊紹介動画
次回は裁量ポジションを持ったまま急落暴落を迎えたら、です。
ツイッターやっています。
紫苑@システムトレーダー(@sion_trader)
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