なぜ株価は値上がるのか?(矢口新)
なぜ株価は上がるのか。業績が良い?材料が出た?…違います。
投資と投機の違いはわかりますか。
株価の値動きには振幅(ノイズ)と傾き(トレンド)があるのは知っていますね。
では振幅と傾きを作るものは何でしょうか。
そして私たち(システムトレーダー)は何を利益の源泉にするべきでしょうか。
システムトレードの本ではありませんが、システムトレード以前の「トレードの基本」が書かれています。
相場の本質の理解が深まる必読の一冊。
システムトレード発見のポイント(斉藤正章)
システムトレードには利益の出る“型”があるのは知っていますか。
例えば、暴落の逆張り。例えば、デイトレの空売り。押し目買い。
全ての方を独学で一から作りますか。
また、それぞれの“型”には、絶対に外してはいけない条件式があります。
型に必須の条件式、全部自分で見つけますか。
この本には、このようなことが書かれています。

2017年02月04日

禅問答

とある先物のロジックのセールスレターに、こんなくだりがありました。

質問
先物は危険ですよね?

答え
日経225先物取引は、高レバレッジ商品です。
少ない証拠金で大きな金額の売買を行うことができます。このことはリスクも大きい反面、リターンも大きいことを意味します。つまり、ハイリスクハイリターンの商品です。

しかし、これは用意する証拠金に対して何枚の日経225先物を売買するか?で、全く景色が違って来ます。
例えば、10万円の手持ち資金でミニ1枚をトレードするのと、1000万の手持ち資金でミニ1枚のトレードをするのではリスクもリターンも100倍違います。
10万円でミニ1枚のトレードを行う人に対して、1000万円で行う人は、リスクもリターンも手持ち資金比率で見れば100分1になっています。

ですから、危険か?危険でないか?ハイリスク久か?ローリスクか?は、投資家次第ということもできるのではないでしょうか?

ひどいね。
なんですか、この禅問答は。

リスク(正確にはストラテジーの信頼性)というのは、このような抽象的な概念論ではなく、
最大DDや日常的に引かされるDDという“数字”で表現されます。

トレードは科学なのです。

先物やFXのような高いレバレッジが許容される商品は、
・最大DDを引かされても建玉数に影響しない資金量
・トレーダーが許容できるDD(運用資金に対してのDDの比率)
を逆算して、資金量と枚数が決められるべきです。
何となくハイリスクだな〜とか、ミニ1枚1000万あればいいかな〜とか、
そんな曖昧な惰性で決められるものではありません。

こんなリスク管理の基本すらできていないものが30万円ちょっとで売られ、
数時間で完売したらしい(限定10人)。ヌルい世界ですね。
トレードで儲けるよりストラテジーを売った方が儲かるんじゃないか?

posted by 羽月 庵 at 01:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詐欺商材撲滅運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月12日

コミュニケーションファクトリー・加藤和也

このブログのアクセス解析をしていると、
根強く残るワードが「コミュニケーションファクトリー」「加藤和也」。

以前、詐欺商材としてご紹介した「2億円を作った長短期仕手株投資法」。
中原圭介の「仕手株でしっかり儲ける投資術」の丸写しを30000円で売る根性…。
この販売者が「コミュニケーションファクトリー」と「加藤和也」です。

ちなみに、中原圭介の本は、仕手株を理解する上で非常に参考になる良書です。
この本を参考に、仕手株用のストラテジーを年内に書いてみるつもりです。
運用に耐えうるかは別ですが。

商品を扱っているインフォトップに、管理人が通報しましたが、
未だに商品として残っているのが不思議です。

DEVIL'S INVESTMENT RULE 〜THE GOLD〜
2億を作った超短期仕手株投資法【完全返金保証付き】
「ナメクジ」と言われた童貞がたった30日で彼女を作った奇跡の方法

検索されているので、もしかしたら別のところで何か売っているのかもしれませんが、
とてもオススメできるものではありません。
「やってみたら儲からなかった」ではなく、丸写しで確信犯ですからね。

コピーライトがいかに上手でも、買うべきではありません。

posted by 羽月 庵 at 23:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詐欺商材撲滅運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月08日

プログレスマインド「SAMURAI-FX」

あまりに頻繁に、しかも私の名前を入れてメールを送ってくる業者?がいるので、
どこかで登録したかな?と、興味本位で調べてみました。

プログレスマインド(渡部純一)

この会社、投資顧問らしいのですが…。

FXでシステムトレードの自動売買サービスを発売するようです。
この人、システムトレードやったことあるのかな?と思うようなセールスレターでした。
いろいろな意味で面白いのでセールスレターをご覧になってください。

まず、全面に押し出している利回りについて。

証拠金取引である以上、レバレッジ次第でいくらでも利回りは変えられます。
「5〜10%が妥当な利回り」とありますが、「妥当」とする肝心な根拠がありません。
私なら、バックテストの最大DDの1.2〜1.5倍くらいを想定して、
それでも追証を食らわないくらいのレバレッジ(≒利回り)にします。

つまり、「妥当な利回り」が最初にあるのではなく、
DDから許容できるレバレッジが決まり、
レバレッジを設定した結果として利回りがある
のです。

順序が違います。

セールスレターに書いてある「不確定性原理」も関係ありません。

その他にも、ロジックの優劣を判断する重要な項目について一切記載がありません。
・資産曲線(か、類似するもの)
・バックテスト期間
・トレード回数
・1トレードあたりの平均損益率
・最大DD
・PF
・平均保有時間

「毎日、相場に合わせてチューニング」するそうなので書けないのかもしれませんが、
それでも「基本にするHIDEKI氏のロボット」のデキぐらいは書いても良さそうなものです。

他にも、ロジックが非公開なら、勝率の記載も必要です。
なぜなら、仮に優秀なロジックであっても、勝率が低い場合は連敗の可能性があり、
「ロジック非公開」+「連敗」→「不信感」→「運用停止」
という思考に必ずなるからです。

開発者の権威付けで売ろうとしているようですが、
重要なのは、開発者というモヤモヤしたものではなく、
数字で見えるストラテジーのパフォーマンスです。

また課金の方法もイマイチです。

「利益が出なかったら会費や維持費は無料」
「利益が出たら利益の4割を課金」

とのことです。

これには重大問題があります。

たとえばこんなこともできます。

そこら辺で売っているFXのロジックを購入して自動売買→他人のカネで運用
トレードで損失を出した場合:ロジック購入代金だけの損失
トレードで利益が出た場合:顧客に運用益の4割を課金

わかりますか?

運用側からすると、
ロジックの購入代金(数万円?)という限定された超低リスクで
トレードの損失は他人に被せ、利益は4割をもらうことができます。


ロジック購入代金の数万円ももったいないと考えるなら、
「猿にダーツを投げさせて」売りか買いか決めれば良いのです。
どうせロジックはブラックボックスなのですから。

これをプログレスマインドがやるかどうかはわかりません。
ただ論理的にはこのようなことも可能な、
購入者からすれば非常に危険なスキームだということです。

また、セールスレターでは「損失」の定義もなされていません。
1トレードなのか、1日なのか、1週間なのか、1ヶ月なのか、1年なのか。

1トレードなら運用側は超オイシイですよ。
負けトレードは100%顧客に押し付け、勝ちトレードの4割をもらえる。

私も参加したいです。もちろん運用側で。

これなら、フォワードテストの結果もあるシステムを買って
自分で運用した方がずっと良いと思います。
10万程度を出費すれば、このくらいのストラテジーは購入できます。
*販売されているストラテジーの選び方は、別に記事にします。

他にもセールスレターには突っ込みどころが満載です。

この会社、過去に行政処分を受けたようです。

まぁ行政処分も内容によるのですが、その内容がこれまた悪い。

・ファンド出資金の一部を一時的に会社経費等に流用している
(ネコババってことです)

・当社社員が、自らの個人の資金をファンドに入金し、ファンドの収益として経理処理
(自転車操業のファンドってことです)

この行政処分、平成27年6月ですからね。つい最近です。
まぁあまりお付き合いしないのが無難かと客観的には思っていましますね。

posted by 羽月 庵 at 16:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詐欺商材撲滅運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする